2020年01月25日

第99回淡水俳句会が開催されました

第99回淡水俳句会を、12月16日に淡水サロンにて開催しました。(参加者 6人)
    人といふものを疎みて山眠る   隆世(主宰)
 1月の特選    年取やいま倖せの爪を切る  鵆
原句上五「年暮るる」でも一応感じは伝わるが、詩語としての飛躍にとぼしい。年末を表す季題で似たものには「年忘れ」「年の暮」「歳年」「歳晩」「大年」「大晦日」「年の夜」「年越」「年の尾」「年寄る」「年籠」「除夜」等々数多くあるが、俳句になるかならないかは、内容と一致しそれを昇化させるものを選ぶことが大切である。私はその中から「年取(としとり)」という言葉を選んでみた。「年取」は、年もいよいよ暮れ果てゝ除夜の鐘の打ち始められる頃、にわかに年を取るという感じが深まる。世人が年迎えの行事に浮かれている中、ひとり年を取る思いに浸り、その来し方に満ち足りた思いで幸福を感じ取っている姿が「爪を切る」というさりげない動作の中に表現し得ていると思う。「年の尾」でも近い感じは出るが、「年取」という老境に通う言葉が最適と思われる。
 ※俳句は季題の詩である。どれを選ぶかそのセンスで決まる。
(主宰 学部7回 中杉 隆世 記) 
是非俳句に興味のあるかたお越し下さい。お待ちしています。
   お問い合わせ:淡水事務局(078‐795−1020) 西村ひとみ(学部33回)迄
                         学部28回 高嶋 鵆 記
posted by 淡水会 at 13:26| クラブ・団体関係OB会