2020年05月26日

第103回淡水俳句会(ネット句会)が開催されました

第103回淡水俳句会(ネット句会)を、5月日に開催しました。(参加者 11人)
    何事も無かりし如く逝く春ぞ   隆世(主宰)

5月の特選      海亀や日和佐の波と青春と   司
 阿南の日和佐海岸は海亀が産卵にやって来ることで名高い。美波町という地名からも想像されるようにその砂浜は白く美しい。海亀というと何故か浦島太郎の物語が連想される。竜宮城や乙姫の話は桃源郷の話にも似て夢のように過ぎ去って行く人生の儚さを感じさせる。この句、「海亀や」と詠出することでそのような連想が大きく働く。作者にとって「日和佐の波」の煌めきと「青春」の感傷は懐かしい故郷の象徴なのであろう。私にもかって室戸岬で修行した空海の洞穴を尋ねた折、日和佐に近い鯖大師に立ち寄った思い出がある。
(主宰 学部7回 中杉 隆世 記)
次回の句会は令和2年6月16日(木) 
お問い合わせ:淡水事務局(078‐795−1020) 西村ひとみ(学部33回)迄
学部28回 高嶋 鵆 記

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2020年02月21日

第100回淡水俳句会が開催されました

第100回淡水俳句会を、2月20日に淡水サロンにて開催しました。(参加者 6人)
    雪山を描くに墨を以てせり   隆世(主宰)
2月の特選     お針子の中の漢や針供養      公徳
原句「お針子の中に漢も針供養」。情景に変わりなく、云わんとするところはほぼ等しい。針供養に使い古した針を持参し、次々と針を納めに来る人々。殆どは女性であるがその中に男が交っていることに興を覚えたというのである。
「男」でなく「漢」という字が使われいるので体格も良い大柄な負けん気の強そうな人物が想像される。原句は女の中に漢も居るという表現に止っているが、その人物を大きくクローズアップした方が面白いのではないかと思い、添削を試みた。違和感を感じつつ針供養に来たその人物の真剣な気質や表情に針を仕事とする気概なようなものも感じ取れるようである。
(主宰 学部7回 中杉 隆世 記)

次回の句会は令和2年3月19日(木) 淡水サロンにて実施いたします。
是非俳句に興味のあるかたお越し下さい。お待ちしています。
お問い合わせ:淡水事務局(078‐795−1020) 西村ひとみ(学部33回)迄
学部28回 高嶋 鵆 記
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2020年01月25日

第99回淡水俳句会が開催されました

第99回淡水俳句会を、12月16日に淡水サロンにて開催しました。(参加者 6人)
    人といふものを疎みて山眠る   隆世(主宰)
 1月の特選    年取やいま倖せの爪を切る  鵆
原句上五「年暮るる」でも一応感じは伝わるが、詩語としての飛躍にとぼしい。年末を表す季題で似たものには「年忘れ」「年の暮」「歳年」「歳晩」「大年」「大晦日」「年の夜」「年越」「年の尾」「年寄る」「年籠」「除夜」等々数多くあるが、俳句になるかならないかは、内容と一致しそれを昇化させるものを選ぶことが大切である。私はその中から「年取(としとり)」という言葉を選んでみた。「年取」は、年もいよいよ暮れ果てゝ除夜の鐘の打ち始められる頃、にわかに年を取るという感じが深まる。世人が年迎えの行事に浮かれている中、ひとり年を取る思いに浸り、その来し方に満ち足りた思いで幸福を感じ取っている姿が「爪を切る」というさりげない動作の中に表現し得ていると思う。「年の尾」でも近い感じは出るが、「年取」という老境に通う言葉が最適と思われる。
 ※俳句は季題の詩である。どれを選ぶかそのセンスで決まる。
(主宰 学部7回 中杉 隆世 記) 
是非俳句に興味のあるかたお越し下さい。お待ちしています。
   お問い合わせ:淡水事務局(078‐795−1020) 西村ひとみ(学部33回)迄
                         学部28回 高嶋 鵆 記
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2019年12月25日

淡水俳句 年刊句集 第8号が発行されました

年刊句集 第8号が 2019年12月16日に発行されました。
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神戸商科大学俳句研修会を出発点にするものでありますが、俳句に興味をお持ちの方
老若男女問いませんのでご一報下さい。
学部28回 高嶋 鵆
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第98回淡水俳句会が開催されました

第98回淡水俳句会を、12月16日に淡水サロンにて開催しました。(参加者 6人)
    泥濘の地となり果てし林檎園   隆世(主宰)
   12月の特選    冬の川砂州は流れのその中に	 鵆
冬川の流れの中に取り残されたように砂州がある。原句はそれを強調するために
「流れに置かれけり」としたのであろう。それでも決して悪くはないが、「置かれ」
という措辞が、私には自然でない気がした。はじめ「の中にあり」と直してみたが、
「その中に」とした方が、砂州がより具象的に見えるのではないかと思い直させて
もらった。冬川は非常に味わい深い季題である。いまも私の頭から離れ無い句は
「冬川の名が知りたくて人に問ふ」、橋本鶏二の句である。
(主宰 学部7回 中杉 隆世 記) 
次回の句会は令和2年1月16日(木) 淡水サロンにて実施いたします。
是非俳句に興味のあるかたお越し下さい。お待ちしています。
   お問い合わせ:淡水事務局(078‐795−1020) 西村ひとみ(学部33回)迄
                         学部28回 高嶋 鵆 記
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