2020年02月21日

第100回淡水俳句会が開催されました

第100回淡水俳句会を、2月20日に淡水サロンにて開催しました。(参加者 6人)
    雪山を描くに墨を以てせり   隆世(主宰)
2月の特選     お針子の中の漢や針供養      公徳
原句「お針子の中に漢も針供養」。情景に変わりなく、云わんとするところはほぼ等しい。針供養に使い古した針を持参し、次々と針を納めに来る人々。殆どは女性であるがその中に男が交っていることに興を覚えたというのである。
「男」でなく「漢」という字が使われいるので体格も良い大柄な負けん気の強そうな人物が想像される。原句は女の中に漢も居るという表現に止っているが、その人物を大きくクローズアップした方が面白いのではないかと思い、添削を試みた。違和感を感じつつ針供養に来たその人物の真剣な気質や表情に針を仕事とする気概なようなものも感じ取れるようである。
(主宰 学部7回 中杉 隆世 記)

次回の句会は令和2年3月19日(木) 淡水サロンにて実施いたします。
是非俳句に興味のあるかたお越し下さい。お待ちしています。
お問い合わせ:淡水事務局(078‐795−1020) 西村ひとみ(学部33回)迄
学部28回 高嶋 鵆 記
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2020年01月25日

第99回淡水俳句会が開催されました

第99回淡水俳句会を、12月16日に淡水サロンにて開催しました。(参加者 6人)
    人といふものを疎みて山眠る   隆世(主宰)
 1月の特選    年取やいま倖せの爪を切る  鵆
原句上五「年暮るる」でも一応感じは伝わるが、詩語としての飛躍にとぼしい。年末を表す季題で似たものには「年忘れ」「年の暮」「歳年」「歳晩」「大年」「大晦日」「年の夜」「年越」「年の尾」「年寄る」「年籠」「除夜」等々数多くあるが、俳句になるかならないかは、内容と一致しそれを昇化させるものを選ぶことが大切である。私はその中から「年取(としとり)」という言葉を選んでみた。「年取」は、年もいよいよ暮れ果てゝ除夜の鐘の打ち始められる頃、にわかに年を取るという感じが深まる。世人が年迎えの行事に浮かれている中、ひとり年を取る思いに浸り、その来し方に満ち足りた思いで幸福を感じ取っている姿が「爪を切る」というさりげない動作の中に表現し得ていると思う。「年の尾」でも近い感じは出るが、「年取」という老境に通う言葉が最適と思われる。
 ※俳句は季題の詩である。どれを選ぶかそのセンスで決まる。
(主宰 学部7回 中杉 隆世 記) 
是非俳句に興味のあるかたお越し下さい。お待ちしています。
   お問い合わせ:淡水事務局(078‐795−1020) 西村ひとみ(学部33回)迄
                         学部28回 高嶋 鵆 記
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2019年12月25日

淡水俳句 年刊句集 第8号が発行されました

年刊句集 第8号が 2019年12月16日に発行されました。
句集.jpg

神戸商科大学俳句研修会を出発点にするものでありますが、俳句に興味をお持ちの方
老若男女問いませんのでご一報下さい。
学部28回 高嶋 鵆
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第98回淡水俳句会が開催されました

第98回淡水俳句会を、12月16日に淡水サロンにて開催しました。(参加者 6人)
    泥濘の地となり果てし林檎園   隆世(主宰)
   12月の特選    冬の川砂州は流れのその中に	 鵆
冬川の流れの中に取り残されたように砂州がある。原句はそれを強調するために
「流れに置かれけり」としたのであろう。それでも決して悪くはないが、「置かれ」
という措辞が、私には自然でない気がした。はじめ「の中にあり」と直してみたが、
「その中に」とした方が、砂州がより具象的に見えるのではないかと思い直させて
もらった。冬川は非常に味わい深い季題である。いまも私の頭から離れ無い句は
「冬川の名が知りたくて人に問ふ」、橋本鶏二の句である。
(主宰 学部7回 中杉 隆世 記) 
次回の句会は令和2年1月16日(木) 淡水サロンにて実施いたします。
是非俳句に興味のあるかたお越し下さい。お待ちしています。
   お問い合わせ:淡水事務局(078‐795−1020) 西村ひとみ(学部33回)迄
                         学部28回 高嶋 鵆 記
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2019年12月16日

留学生会 第2回同窓会が開催されました

第2回目の留学生会 同窓会を11月24日に淡水サロンにて開催した。1991年卒業の人を筆頭に、20年ほど前に卒業した人たちも参加し、久しぶりに顔を合わせた人も多かった。国境を越えて活躍している会長のジョン・シュウギョウさん(韓国出身)は、居住しているマレーシアから、本学での講義を兼ねて来日し、挨拶で、同窓会の意義について、人のつながりの重要性を語ってくれた。副会長の劉イキンさん(中国出身)は群馬から駆けつけてくれた。(参加者15名)
 懇親会では、お互いの話に質問やツッコミを入れながら、笑いの絶えない会となった。
また、本学教員の陳来幸先生、瓦田沙季先生(卒業生)から、今年度スタートした新学部(国際商経学部、社会情報科学部)のことなどについて説明があり、全ての授業を英語で行うグローバルビジネスコースでは、海外からの留学生を今年は40名受け入れ、日本人学生と共にキャンパスの国際学生寮で暮らしているという新たな動きについて情報共有することもできた。終了後は、元留学生(タイ出身)が開業した店での二次会で、さらなる盛り上がりとなった。
淡水留学生会同窓会2019.JPG

同窓会が今後も継続して開催できるよう、努力して行きたいと思う。淡水会から、補助、ご支援いただき、大変感謝している
。(元:経済学部教授、日本語担当、現:名誉教授 松田 陽子 記)

 

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